October, 2015
実りの秋ということで、このコラムのテーマでもある「おいしい時間」がひときわ楽しくなる季節がやってきました。栗・かぼちゃをはじめ、様々な旬の食材を使ったスイーツが豊富に揃うこの時期には、友達を招いてお家でティータイムを楽しんでみてはいかがでしょう。ディナータイムより気軽で、自由なコーディネートを5つのスタイルでご紹介します。お気に入りの演出を見つけて、あなたらしい秋の午後を楽しんでみてください。
――STYLE1, 彩りを囲む秋のバスケット
大判のアタトレーにお菓子を盛りつけて、皆でわいわいと囲むティータイム。楽しくてあっという間に時間が過ぎる、そんな光景が目に浮かびます。普段はお菓子のサイズに器をあわせがちですが、ここではあえて大きなものを選び、トレーの余白も楽しむ感覚でコーディネートしました。風合いのあるリネンランナーと、実ものの枝が良いアクセントになります。
――STYLE2, プレースマットでアレンジを利かせたシェアスタイル
器に盛りつけるのではなく、ケーキをカットしたカッティングボード自体をプレートに見立てるちょっとした演出。キッチンからそのままテーブルに持ってくることができ、気軽にシェアできる楽しさもあります。Brugesプレースマットを半分に折って、サイズ感を合わせてアクセントにしてみました。
――STYLE3, 自然からインスピレーションをもらったカラーリング
秋といえば、栗の季節。黄緑色の栗イガが、茶色く熟す様子からインスピレーションを受けて選んだ、鮮やかなマスタードイエローのAlsace(アルザス)キッチンタオルと黒ヒバの長手皿は、使い込むことで風合いが増して、食事をおいしく見せてくれる天然素材。食材と器で日々刻々と変化する秋の山を感じさせる組み合わせです。庭先で摘んだ緑を飾ると、より雰囲気がでます。
――STYLE4, フランス製のプレートとピックで和テイストにモダンをプラス
大きすぎず小さすぎない長角の石のプレートとピックは、フランスで買い付けたもの。和のテイストと海外のものをうまくミックスさせて、オリジナルのしつらえを生みだすこともティータイムの楽しみ。角度によって表情が変わるプレートの様子が、栗月下のこっくりとした色合いと相まって美しいセッティングです。縦糸と横糸の微妙な色の違いが生地感に奥行きを与えて、華やかながら派手すぎないランナーで全体をぐっと引き締めました。
――STYLE5, ホワイトティースパークリングで気分が上がる女子会スタイル
シャンパンのような魅力を持った、味わいも香りも楽しめるホワイトティースパークリングとカラフルなマカロンで気分はパーティー。ジュエリーを身に着けるように、一つづつ愛でながらいただく至福の時間を楽しむ女子会スタイルです。「ラルチザン デュ テ」は味わいだけでなくラベルにも作り手の思いが詰まっている美しいデザインで、テーブルをいっそう華やかにしてくれます。